コーダーの仕事内容は、依頼に基づきプログラム言語を用いてWebサイトを構築することです。HTMLをはじめとしたマークアップ言語でページ内レイアウトを設計したり、CSSなどのスタイルシート言語でデザインを整えたりといった作業をコーディングと呼びます。これはコーダーのメインとなる業務です。
その作業内容からWebもしくはHTMLコーダー、コーディング担当者という名称でも呼ばれます。
閲覧する際に用いるブラウザや端末が異なっても、Webサイトのレイアウトやデザインが崩れないようにするのも主な役目です。

コーダーと似た役割を持つ職業として、プログラマーが挙げられます。さまざまなコーディング技術を用いてWebサイトを構築するという点では共通していますが、受け持つ箇所が大きく異なることが特徴です。
パソコンやスマートフォンの画面に表示される部分をフロントエンドと呼びます。ここがコーダーの担当する領域です。
一方サイトの裏側で作動していてユーザーからは見ることのできない部分をバックエンドといい、プログラマーが担当する領域となります。プログラマーがコーディングの際に用いる言語もコーダーとは異なり、JavaやPHPといったプログラミング言語が主体です。

またコーダーはWebサイトの構築だけでなく、サイトに不具合が生じた際のトラブル対処も担います。指示書に従ってコーディングを行うことに加えて、同じプロジェクトに関わっているプログラマーやデザイナーの意見を汲み取りつつ作業に取り組むことも大事です。